急変対応 ~痙攣発作~
レッスン内容
初期対応のポイント 🛠️

 

痙攣発作が発生した際は、患者と看護師の安全を第一に考え、迅速かつ正確に対応する必要があります。以下が基本的な手順です。

 

  1. 安全確保

    • 患者が転倒や外傷を負わないように周囲を整理します。
    • 看護師自身も手袋、使い捨てエプロン、ゴーグルを装着し、感染予防策を実施します。
  2. 状態の観察と記録

    • 📉 脈拍確認: 橈骨動脈で触知し、収縮期血圧80mmHg以上かを確認します。
    • 💧 SpO₂測定: 測定し、95%以上を維持する目標を設定します。
    • ⏱️ 痙攣持続時間: タイマーで計測し、痙攣部位や発生時間を記録します。
  3. 体位の調整

    • 舌根沈下や誤嚥を防ぐため、患者を側臥位にします。
  4. 応援要請

    • 応援ナースを招集し、必要な機器(心電図モニター、救急カート、吸引器具、抗痙攣薬)を準備します。

 

これらの対応は、患者の状態を安定させるための第一歩です。

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