急変対応 ~麻痺~
レッスン内容
🌟 第1章:運動麻痺の発生原因と背景

 

こんにちは!

今日は運動麻痺について詳しくお話しします📖✨。

麻痺には「中枢性」と「末梢性」の2種類があります。それぞれの特徴を見ていきましょう👇

 

  • 中枢性麻痺 🧠
    脳や脊髄に異常がある場合に発生します。代表例は脳出血、脳梗塞、一過性脳虚血発作(TIA)などです。このタイプの麻痺は進行が速く、短時間で患者さんの状態が悪化することが特徴です。

  • 末梢性麻痺 🦴
    末梢神経や筋肉が原因となる場合に発生します。たとえば、顔面神経麻痺や動脈塞栓症が挙げられます。また、大動脈解離が間接的に血行不全を引き起こし、麻痺を伴うケースもあります。

 

🚨 重要ポイント!
中枢性疾患が疑われる際に特に確認すべきなのが「最終未発症時刻」です⏰。

発症から4.5時間以内であれば、t-PA療法や血栓回収療法といった治療が可能になる場合があります。

この時間を正確に記録することが患者さんの回復に直結します。

 

また、意識レベルや瞳孔の状態、眼球運動、共同偏視(目が一方向に固定される症状)の有無も見逃せません。

これらを迅速に把握することで、患者さんの状態を的確に評価し、適切な対応につなげられます。

次章では、具体的な観察の方法について見ていきましょう!✨

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