レッスン内容
🔍 第2章:運動麻痺の観察ポイント
麻痺の兆候がある患者さんに対して、適切な観察を行うことは非常に重要です📋✨。
ここでは、観察のポイントを詳しく見ていきましょう👇
1️⃣ 意識レベルを確認しよう!
GCS(Glasgow Coma Scale)を使用して意識レベルを評価します。これは覚醒度(E)、発語状況(V)、運動反応(M)の3つの要素から構成されます。たとえば、目を開ける反応が遅い、話ができない、運動反応が鈍いといった場合、脳機能の低下が示唆されます。
2️⃣ 瞳孔の状態をチェック! 👁
左右の瞳孔径を比較し、光反射の有無を確認します。瞳孔の大きさが左右で異なる場合や、光に対して反応しない場合は、脳圧の上昇や神経の損傷が考えられます。また、瞳孔が円形であるかどうかも確認し、形状に異常がないかチェックします。
3️⃣ 眼球運動の異常を確認! 👀
患者さんに「光を追ってください」とお願いし、眼球の動きを観察します。意識障害がある場合は、顔を左右に動かし眼球が追随するかを確認します。
4️⃣ 運動能力の評価(MMT) 💪
四肢の力を0~5の6段階で評価します。片麻痺や局所的な麻痺がある場合、中枢性疾患の可能性が高まります。覚醒が不十分な患者には、痛み刺激を加えて反応を確認することも有効です(例:爪をペンで押す📏)。
これらの観察を的確に行うことで、患者さんの状態を迅速に把握し、次の対応につなげられます✨。