急変対応 〜窒息〜
レッスン内容

第5章:不完全窒息への対応 🛠️✨

 

不完全窒息では、患者さんが自力で異物を排出できるように支援することが重要です。以下の対応を行います👇

 

1️⃣ 咳嗽を促す:患者が咳をしている場合、背部叩打法は控え、呼吸状態を確認しながら咳を促します。深呼吸を誘導することが効果的です。
2️⃣ 体位ドレナージと吸引:患者を前屈させ、体位ドレナージを行った後、痰や異物を吸引します。吸引圧は80~120mmHgを使用し、吸引時間は10~15秒以内に抑えます。
3️⃣ 酸素投与:SPO2を95%以上に保つため、酸素を10~15L/分で投与します。
4️⃣ モニタリング:心電図モニターを装着し、患者の呼吸、循環、意識レベルを観察します。

 

🌟 押さえておこう!
不完全窒息では、一見軽症に見えても完全窒息へ進行するリスクがあります。

患者の状態を観察し続け、異物が排出されない場合に備えて医療チームと連携を取りましょう。

上部へスクロール