急変対応 〜アナフィラキシー〜
レッスン内容

第6章:応援到着後の対応 🩺📈

 

応援が到着しても、患者さんの状態をモニタリングし続けることが重要です。

アナフィラキシーでは、一度症状が治まったように見えても再発することがあります。

この「二相性反応」は、初回の症状が落ち着いてから数時間後(通常6~12時間以内)に再び現れるため、安心せず観察を続けましょう。

 

🔸 モニタリングする項目

  • 血圧:低血圧が続いていないか。
  • 酸素飽和度:SpO2が安定しているか。
  • 呼吸状態:喘鳴や呼吸困難が再発していないか。
  • 心拍数:頻脈や徐脈がないか。

 

アドレナリンを使用した場合は効果の持続時間が短いため、必要に応じて追加投与を検討します。

さらに、患者さんの安定を確認したら、原因となったアレルゲンを特定するための情報収集を行いましょう。

食物や薬剤の場合、家族からの聞き取りや患者の既往歴が重要です。

 

🌟 覚えておこう!
患者さんが安定した後も油断せず、再発に備えることが命を守るポイントです。

特に帰宅後の対応について家族に説明を行い、再発時の対処方法を伝えておきましょう。

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