急変対応 〜窒息〜
レッスン内容

第1章:窒息とは何か? 🫁⚠️

 

窒息は、口から気管や気管支に異物が詰まり、呼吸ができなくなることで体内の酸素が不足する状態です。

この状態が続くと、SPO2(酸素飽和度)が低下し、全身の臓器が機能不全に陥ります。

特に脳は酸素不足に弱く、完全窒息では3分以内に重大な後遺症が、5分以上で心停止や死亡に至る可能性があります。

 

窒息の原因には、食事中の誤嚥や痰の詰まり、異物の誤飲などがあります。高齢者や嚥下機能が低下している患者、小児では特にリスクが高いです。

また、早食いや硬い食べ物の摂取、不適切な食事姿勢(横になったまま食べるなど)も窒息のリスクを高めます。

 

🌟 予防ポイント
嚥下機能が低下している患者には、食事形態の調整(刻み食やピューレ食)や嚥下リハビリを行い、窒息リスクを減らすことが重要です。

日頃から患者の嚥下状態を観察し、予防策を徹底することで緊急事態を未然に防ぎましょう。

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