急変対応 〜窒息〜
レッスン内容

第3章:アセスメントのポイント 🤔💡

 

窒息対応では、最初に不完全窒息か完全窒息かを判断します。

 

🔹 不完全窒息:咳嗽や嗄声がある場合は気道が部分的に開いている可能性がありますが、完全窒息に進行するリスクが高いため、異物除去の準備を進めます。

🔹 完全窒息:発声や咳嗽が全くできず、チョークサインが見られる場合は完全窒息です。この場合、1分以内に意識障害、3分以内に重大な後遺症、5分以内に心停止に至る可能性があるため、迅速な対応が必要です。

 

完全窒息が確認された場合は、応援を即座に要請するとともに、背部叩打法やハイムリック法を開始します。

高齢者や妊婦では胸部圧迫法が適する場合があります。患者の体格や状態に応じて安全に実施しましょう。

 

🌟 押さえておきたいこと
窒息の進行は非常に速いため、判断に迷った場合は「完全窒息を想定」して行動することが患者の命を守るために重要です。

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