第4章：窒息解除後に必要な検査 🩺📋

窒息が解除された場合でも、患者さんの状態を評価し、合併症を早期に発見するため、以下の検査を行います👇

1️⃣ 頭部CT：低酸素による脳のダメージ（低酸素性脳症）の有無を確認。
2️⃣ 胸部レントゲン：肺に異物が残っていないか、または肺炎や肺水腫の有無を評価。
3️⃣ 動脈血ガス分析：低酸素血症や酸塩基平衡の異常を確認。
4️⃣ 心電図：低酸素が心臓に与える影響（不整脈など）をチェック。
5️⃣ 採血：腎機能や感染症の兆候を評価。

検査結果に基づき、必要に応じて追加治療や観察計画を立てます。

たとえば、胸部レントゲンで異物が確認された場合は、気管支鏡での除去が検討されます。

また、動脈血ガスで酸素分圧（PaO2）が低い場合、酸素療法を継続しSPO2を95%以上に維持します。

🌟 注意点
検査中も患者の呼吸状態や意識レベルを注意深く観察します。窒息解除後の段階でも急変のリスクがあるため、モニタリングを怠らないようにしましょう。